釣り:フィッシングと外来魚
釣り魚には日本伝来のものと外来種があります。釣り:フィッシングの技法の多くは、もとも日本にいた魚を対象に発展してきました。ところが近年、釣りの対象魚に外来種が加わることで、外来のフィッシング技法が盛んになってきています。釣りだけでなくどんな世界でも、新しい技法が従来の領域を蹂躙するというのはよくあることで、釣り:フィッシングにおいても、素材の革新、まったく新しい思想のフィッシングギアの登場などにより、従来の釣り技ががらりと変わることはよくあることです。
釣りの対象魚に外来魚が加わるということ
しかし、釣りの対象魚そのものに外来魚が加わるというのは、釣り道具やフィッシングテクニックといった狭い世界の話ではなく、釣りをとりまくいろいろな要素、鳥瞰的に見れば自然環境そのものの変化へとつながる場合がままあります。ルアーフィッシングの釣魚となったブラックバスなどが最たるものですが、そのほかにもブルーギルなどは繁殖力も旺盛で、わずかな年月で日本全国に広まってしまいました。
釣りの新ジャンル、ルアーフィッシング
ルアーフィッシング釣魚として釣られるこれらの魚は、虹鱒などの食用魚兼用の釣魚とは異なります。ただ釣りのため、ひいては釣りという娯楽のためだけの魚、バスやギルは釣り上げられても、「キャッチアンドリリース」という欧米流のゲームフィッシングのスタイルのため、多くの釣り魚は再び、水中に戻ってしまいます。日本伝統の釣りには希薄な資源保護の考え方自体に学ぶところは少なくありませんが、対象が「害魚」ともなると話はまた違ってきます。ちなみに、私の知り合いのルアーフィッシング好きの釣り師は、「ブラックバスが美味いことが知れ渡ればあっという間に減る」と言い切りますが、確かに美味いこの釣魚ブラックバスは見た目が旨そうではありませんので、そう簡単に減らないのでは?と思います。